(2007年の)8月14日に京大病院に行く。初診なのでいろいろ問診を受け、その後、採血と採尿、そして胸水を検査用に抜いてもらう。問診をした若い医師が胸水を注射器で抜いたのだが、前日に武田病院でやってもらった時と違い、手際があまり上手くなく、終わってからなんとなく不安を感じ、いやな予感がした。
その日は検査だけで、一週間後に主治医の診断を受けることになった。担当となる主治医は呼吸器内科の先生となった。
家に帰り夜になると、案の定、先ほどの胸水を抜き取った箇所が少し腫れてきた。心配になり電話して、その若い医師にも質問したが、結局もう少し様子を見ましょうということで終わってしまった。後々、これが腫れてシコリのようになりガン細胞がここにまで広がってしまう結果となる。注射器で抜き取る際に、胸水を肋骨よりの外側の組織にもらしてしまったのではないかと思っている。
一週間後の8月20日に、最初の検査を受けた武田病院と、治療を受けることにした京大病院で、それぞれに検査結果にもとづく説明を受けた。右肺に3cmほどの原発巣があり、胸水がすでにたまっており、胸水検査の結果はやはり肺ガンで、組織型としては非小細胞ガンの腺ガンだと主治医から言われた。転移しているかどうかがわからないので、現時点のステージはIII-bということで、転移していればIVだという。
8月末に大津赤十字病院で、脳や骨への転移がないかどうかを検査するために脳MRIと骨シンチグラフィ検査を受けた。その結果、脳や骨への転移はなかったので、ステージとしてはIII-bということになる。IからIVまでしかないので、末期のひとつ手前というなのだろう。主治医の説明では、手術や放射線治療は難しく、治療方法としては抗がん剤治療になるという。しかもその効き目は30~40%だという。10人のうち3・4人には効くという程度の確率だという。
8月13日の検査を受けるまでは、身体に若干の違和感は覚えながらも普通に生活していたので、突然ガンだと、それも末期に近いステージだと言われても、身体自体はあまりピンとこない。しかし、検査の結果にもとづき、権威ある医者から明確に「ガン」だと言葉に出して宣言されると、その時点で患者は頭の中で明確に「ガン」を意識してしまう。心がどんどんその意識に巻き込まれていってしまう。その結果、身体のほうも名実ともに「ガン」らしくなっていってしまい、心身ともに「ガン患者」になっていってしまう。そういう気がした。
とはいえ、治療方法をどうするかを判断しなくてはいけない。
2008年1月8日火曜日
検査の結果、私の肺ガンは非小細胞ガンの腺ガン
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